ちょっとした用事があって
長野まで高速バスで行くことにした。
早めに乗り場に着いたのでバスを待っていると
やはりバスに乗って長野に帰るというおじいさんが
「今日は寒いねー。」と話しかけてきた。
天気の話、桜の話をして
そのおじいさんは美ケ原温泉に泊って
お土産のワサビ漬けを買ってきた話をしてくれた。
そのうちにおじいさんが若かりし頃、
戦争で出征した話になった。
なんだか興味深いオハナシだったので
もっと聞きたいなーと思っていると
待っているバスが定刻通りにやってきた。
戦争体験者のお話は以前から直接聞いてみたいと思っていたから
もしかするともっといろんなオハナシが聞けるかもしれないと思って
すいている車内だったけどおじいさんのお隣に座ることにした。
出発してしばらくは外の風景を楽しんでいたおじいさん。
トンネルが多くなってきたらいろいろお話してくれました。
当時、仕事をしていたら集合させられて
東京見物のようなことをした後
汽車に乗って博多に行き
博多から朝鮮、中国に行き、
戦場に入ったこと。
戦場での出来事、終戦を迎えた時。
そして、地元に帰ってきた時のこと。
戦争を教科書でしか知らない世代の私には
当時の出来事ってどこか別の世界の出来事のように思っていたけれど
実際に体験した人の話を聞くと別の世界ではないんだと改めて認識しました。
二十歳位の出来事だったそうで。
「今の若いもんじゃ考えられないだろうな…。
あの時は本当に天皇陛下のために死んでもいいと
思ったんだよ。」と言っていた。
後世に残しておかなければならないホントの戦争のお話。
貴重な話はまだまだいろいろあることでしょう。
何事も経験した人の言葉ほど深いものはない。
戦争体験者が高齢化しているので
その体験談を残そうという新聞記事を以前見たことがある。
今回偶然にもそんな体験談に触れてみると
身近な人の体験談はこれからも平和な世界が続くための
一番の教科書なのだ。
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